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鄭 和翊*; 加藤 政明; 丹羽 善人*; 原山 清香; 丸山 庸一郎; 的場 徹; 有澤 孝
Optics Letters, 23(7), p.514 - 516, 1998/04
被引用回数:19 パーセンタイル:67.76(Optics)超高速、高分解能イメージング技術開発を目指して、数百W級の平均出力を有するX線発生用の短パルスレーザーの開発を行っている。この短パルスレーザーはkW平均出力のグリーンレーザーを必要とするため、半導体レーザー励起Nd:YAGレーザーの開発を行っている。現在このレーザーからの平均出力は最高251Wであり、パルスエネルギーは1.26Jである。このレーザー出力をLBO結晶による第2高調波発生により、105Wのグリーン光に変換した。このグリーン光の空間モードプロファイルは均一であり、短パルスレーザー用チタンサファイア結晶の励起に適していることがわかった。また現システムの半導体レーザーの出力を増大することによって、基本波平均出力400W、グリーン光200Wを達成できることが理論計算によって明らかとなった。
鄭 和翊*; 加藤 政明; 丹羽 善人*; 原山 清香; 丸山 庸一郎; 的場 徹; 有澤 孝
Solid State Lasers VII, 3265, p.212 - 218, 1998/00
超高速、高分解能イメージング技術開発を目指して、kHz級の繰り返し数を有するX線発生用の短パルスレーザーの開発を行っている。この短パルスレーザーはkHz級の高平均出力のグリーンレーザーを必要とするため、全固体LD励起Nd:YAGレーザーとその波長変換の研究も同時に行っている。YAGレーザーは発振器と3台の増幅器から構成されるMOPAシステムであり、すべてのレーザー結晶はスラブ状でLDにより励起される。現在、基本波の最大出力は250W,200Hzであり、LBO結晶を用いた波長変換により105W,170Hzのグリーン光発生に成功している。今後このYAGレーザーの高エネルギー化及び、高繰り返し化を進めるとともに、高平均出力の短パルスレーザーの励起に用いる予定である。
朝岡 卓見; 田次 邑吉; 筒井 恒夫; 中川 正幸; 西田 雄彦; 中原 康明
JAERI-M 8178, 126 Pages, 1979/03
固体材質が放射線照射を受けると、一般に1次たたき出し原子ができ、はじき出し原子のカスケードが起こる。このカスケード過程を扱う計算コードとしてCASCADE/CLUSTERがあるが、本報では、これをFACOM用に変換すると共に、結晶格子中に作られた欠陥の図形出力ルーチンを付加した。また、同様なMARLOWEコードも整備した。このカスケード過程に続き、原子の熱振動による欠陥の回復過程がある。これを取り扱うコードとして、体心立方晶系に対してDAIQUIRIがあるが、本報では、これを改造し、面心立方晶系も扱えるようにした。更に、この熱振動による回復も考慮して常温材質の重照射による損傷を取り扱えるようにCASCADE/CLUSTERとDAIQUIRIを結合して、CASCSRBシステムを作成した。また、カスケード過程をCASCADEコードの代りにMARLOWEで扱う重照射シミュレーション・コードシステムとして、CASCMARLも作成した。